2024年2月10~17日に開催予定の「小樽雪あかりの路」。
その支度の一つ、「ワックスボウル」の製作が始まっています。これは小樽観光ガイドクラブのメンバー等によるボランティア活動です。
「小樽雪あかりの路」は、《雪》や《ろうそく》など自然物によって演出されます。《ろうそく》だけを使って成形された「ワックスボウル」は、まちを灯すろうそくを包む大切なオブジェです。
ワックスボウルの製作は、熱したろうそくの溶液(ワックス)に、水で膨らませたゴム風船を漬けて引き上げる作業を何度も繰り返します。
作業を続けると、風船の周囲に付着するワックスが少しずつ厚くなります。一つのワックスボウルが出来るまで15~20分ほどかかります。
ワックスの厚みがほど良くなったところで、まだ暖かく柔らかいワックスのかたまりを机の上でボウルの底面ができるように成形します。しばらく放置して熱を冷まし、ワックスの形状が安定したところで、水風船を割って取り除きます。そのあと、ボウルのふちを滑らかに整えると完成です。
完成品を並べてみると一つ一つ個性があり、全く同じ形状のものが無いことがわかります。そこが良いのですね。